3Dプリンタで解決!ガソリン携行缶のノズルが太すぎる問題

今回は、ガソリン携行缶のノズルが太すぎて扱いづらい問題を3Dプリンタで解決したので、ご紹介しましょう。

ガソリン携行缶を新調したら、ノズルが太すぎた問題

混合油用に新しく5Lの携行缶を購入したのですが、ノズルが太すぎてチェーンソーや仮払い機の給油口に合わないという問題が発生しました。
給油口に対してノズルが太すぎるため、給油の際に燃料を盛大にこぼしてしうのです。
実は以前も同じような問題があったので、今回も3Dプリンタを使って解決しました。

これだけ径が合わないと、給油は至難の業です。漏斗を使えばよいのか?

そういえば昔、混合油用のポリタンクでも同じ問題が…

実は以前、混合油作成用ポリタンクを使っていた時も同様の問題があり、その時は専用のアタッチメントを作って解決したことを思い出しました。
ちなみに、父の代からポリタンクで混合油を運んでいましたが、それが法律違反だとは知らなかったのです。数年前に気づいて以来、危険を避けるために専用のガソリン携行缶を使うようにしました。

ポリタンクは混合油作成用の容器です。保管や運搬は法律で禁止されていますよ。

3Lの携行缶は容量が少なくてストレスが…

ポリタンクから3Lの携行缶に切り替えたのですが、容量が少なくてすぐに空になるうえ、作りが悪くて最後まで使い切れないというストレスの溜まる代物でした。あまりにストレスなので5Lサイズに買い直しました。まだ使えるのにと思いつつ、日常の作業ストレスは馬鹿になりません。ところが、ノズル径の問題が再燃したというわけです。

頼れる3Dプリンタで問題解決!

そこで頼りになるのが3Dプリンタ!着脱式のノズルアタッチメントを設計・製作することにしました。ノズルにぴったりとはまる設計にする必要があります。ノズルの内側に差し込むタイプだとアタッチメントが缶内に落ちてしまう恐れがあるので、外側からかぶせるタイプにしました。以前ポリタンク用に作った時の経験が活きました。

3Dプリンタのスピード感は本当に頼もしい

設計に20分、3Dプリンタでの出力に1時間。トータルでわずか1時間20分でこの問題を解決できました。
3Dプリンタのスピード感は本当に頼もしいですね。これで燃料補給のストレスとはおさらば!ガソリンをこぼす危険性がぐっと減りました。

オレンジは緑の中だと、より目立つんですよね。なので落としても探しやすいはず。

データを無料公開しました

ノズルアタッチメントのデータをPrintablesに無料公開しましたので、同じ問題でお困りの方はぜひ活用してみてください。
https://www.printables.com/model/894642-attachment-to-reduce-the-diameter-of-the-nozzle

携行缶メーカーさんにはユーザー目線に立った使いやすい製品づくりを期待したいですね。

それでは、今回はこの辺で。次回をお楽しみに!