「AIに作図させる」から考える:ICT教育の重要性
AIに「正方形を描いて」と言ったら?驚きの結果と学びとは
AIとのやり取りから得た気づきについてお話しします。「正方形を描いて」という単純な指示が、思わぬ発見につながった話です。
AIによる反応の違い
「正方形を描いて」とAIに指示すると、AIの種類によって反応が大きく分かれることがあります。例えば:
- 画像生成AI(DALL-Eなど)は、実際の正方形をモチーフにした画像を作成しようとします。
- イラストや写真を生成できます。作図はできません。
- 一方、汎用AIは、SVGやPythonを使って正方形を表現します。
- 作図できますがイラストや写真の生成はできません。
同じ描くでも正反対の素質を持つのです。というか、疑問が浮かびますよね。「SVGって何?」「Pythonって難しそう…」
簡単に説明しましょう:
- SVG(Scalable Vector Graphics)は、図形をコンピューターで描くための言語です。
- 例えば、
<rect width="100" height="100" />
と書くと、100x100の正方形が描けます。
- 例えば、
- Pythonは、プログラミング言語の一つです。
import turtle; turtle.forward(100); turtle.left(90)
を4回繰り返すと、正方形が描けます。
なぜこの違いが重要なの?
AIに「正方形を描いて」と言うだけでは、AIがどう解釈するか予測できません。Chat-GPTやCopilotは画像生成AI機能も持っており、「描いて」というキーワードから画像生成機能を使ってしまう可能性があります。gpt-4oでは改善されていますが、Copilotでは画像生成AIを使ってしまいました。
「SVGで正方形を描いて」や「Pythonで正方形を描いて」と具体的に指示すれば、期待通りの結果が得られやすくなります。
これは、単なる正方形描画の話ではありません。AIを効果的に使うには、私たちの側にも一定のICT知識が必要だということなんです。
画像生成AIがなぜ抽象的な概念できないのか。
プログラミング教育の重要性
この経験から、AIを上手に使いこなすには、プログラミングやICT(情報通信技術)の基礎知識が大切だと改めて実感しました。
AI有用な技術ですが、最大限に活用するためには私たち人間側にも準備が必要なんです。svgはイラストや作図において重要な技術であり、多くの人が理解しておいた方が良いと感じています。
プログラミング教育は、そのための重要な一歩だと実感しました。