M5 Grader進化:選果データをGoogle スプレッドシートに自動記録!
M5Stackを使った果実の選果システム「M5Grader」が進化しました。画期的なデータ管理機能の追加についてご紹介します。
画期的な自動データ記録機能
Google スプレッドシートとの連携
測定したデータが自動的にGoogleスプレッドシートに記録される機能を追加。
サイズごとの選果記録が集計できるようになり、正確な出荷数量、サイズ比率がわかるようになりました。
出荷計画や営農計画に役立つこと間違いなし!
これまでにない集計機能
- サイズ別の収穫量を自動集計します。
- 通常は高額な選果機でしか実現できない機能ですが、M5Graderなら1万円未満で実現可能です。
- 日別・時間帯別の作業効率を可視化
- 過去データを活用した収穫予測


オフラインモードも搭載
農作業現場では、インターネット接続が不安定な場合もあります。また、測定データを記録したくない時もあると思います。
オフラインボタン(Cボタン)でいつでも切り替え可能です。

不具合修正:自動補正機能の追加
重さを測る機械には「ドリフト現象」という厄介な問題があります。これは、気温の変化によってセンサーの感度が少しずつ変わったり、長時間使い続けることで部品に微細な歪みが生じたりする現象です。また、選果作業中の振動や衝撃も、少しずつ測定値にズレを生じさせる原因となります。
この問題を解決するため、新しいM5Graderには自動補正機能を搭載しました。計測台に何も載っていない状態を見計らって、5分ごとに自動的にゼロ点を調整します。センサーが十分に安定していることを確認してから補正を行うため、より正確な測定が可能になりました。
この改良により、朝から夕方まで長時間使用しても、常に正確な重さを計測できるようになりました。
M5Graderについては以下の記事を参照
https://www.23style.jp/2025/02/14/m5grader/